2011年4月

大震災支援 教区の活動状況
齋藤紳二助祭

これまで経験したことのない大災害にみまわれ、苦しみ、不自由に耐え、希望を求める人々がいます。カトリックさいたま教区も、すでにサポート・センターを教区事務所内に設置し、教区内で被害の大きかった茨城県日立市にサポート・ステーションをもうけると同時に、仙台の支援センターにもサポート・メンバーを送っています。

浦和教会からも資金援助や物資の支援をいただいています。しかし、今回は地震・津波・放射能汚染と災害が重複した結果、被害の大きさ、避難された人の多さの面で阪神や中越地震よりもはるかに大規模になっています。長期にわたるサポートが必要です。教区では皆様の積極的なお力添えに期待しています。

<現在求められているサポート>

●ボランティア= 現状では残留物の整理などの力仕事が中心ですが、避難が長引いてくると、医師、看護師、カウンセラー、傾聴ボランティアなど心と体のケアができる人々の協力が重要になります。教会にボランティアの申し込み用紙が用意してあります。記入して教区事務所にファクスしてください。電話での申し込みも受けています。期間は1週間をめどにしていますが、土日だけのサポートも受け付けますし、長期にわたってのサポートも募集しています。

●避難住居の提供= 体育館などに避難した人たちが、それぞれの事情に合った住まいを求めて移住し始めました。教区でも受け入れの準備を進めています。とくに、乳幼児、ペットなどを連れていて、大きな施設では周囲に遠慮しなければならない人たちへの対応をめざしています。多人数収容の施設はもちろん、個人の住居、住宅の一部を提供してくださる方々も募集しています。

●物資の提供= テレビなどでご存知のように、いろいろな物資が欠乏しています。生活用品(歯ブラシ、歯磨き、石鹸、洗剤、マスク、タオル、生理用品など)や衣類(未使用品に限ります)、食料品(缶詰、お米、インスタント食品、レトルト食品など貯蔵できるもの、水・ジュース・コーヒーなどのペットボトル)などです。教区事務所かあかつきの村にお届けください。

その他詳細は、教区のホーム・ページをご覧になるか、サポート・センター(090-9972-4946)にお問い合わせください。

教会報 2011年4月号 巻頭言

Script logo