2013年5月

WYDリオに向けての準備
佐藤智宏神父

今年の夏(7月)に開催される世界規模のカトリック青年信徒の集いであるワールドユースデー(WYD)リオデジャネイロ(ブラジル)が近づいてきました。私は現在、さいたま教区のWYD担当の司牧者として、青年召命委員の若者と一緒に今年3月から月に1回のペースでWYD準備会を土曜日に行っています。その内容としては、体験者の青年や司祭・司牧者たちの話を聴いたり、前回のWYDのDVD(スペインのマドリード)を鑑賞しながら実際の雰囲気を感じてもらい、そして去年から発表されている前教皇ベネディクト16世による今回のWYDにむけた青年へのメッセージを1項目ずつ分かち合うこと、そして最後に派遣のミサで締めくくる。このような準備会をさいたま教区の4県に範囲を広げて開いています。

今年は2月に前教皇の引退宣言があり、このWYDもどうなるのか、多少の不安が生じましたが、なんと今の教皇フランシスコは、同じ南米でブラジルのお隣、アルゼンチン出身ということで、また一段と現地は盛り上げるのではないかと期待しております。

今年は7月中旬から下旬にかけての開催なので、今のところ日本の巡礼団に対する青年信徒のWYD参加の応募人数は過去最低クラスで、4月の時点で約50名と、少し寂しい気持ちですが、その分、私自信の希望としては彼らが現地の青年、そして隣国アジアの青年たちと今までの大会以上に深い交流をして欲しい、と強く感じています。日本では味わえない、「この世界が、そして各国・各大陸の人々が1つ所に集まる」、この不思議で壮大な光景を心ゆくまで味わって、その素晴らしい体験を未来の世代に伝えて欲しいと願っています。

私も現地まで同伴する司牧者をして参加し、8月に帰国したらまた詳しく報告していきたいと考えております。

教会報 2013年5月号 巻頭言

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