2016年3月

教会につながる
吉川孝政神父

ご近所に行きつけの洋食屋さんがあります。その店に通い始めたのは3年ほど前になります。

ある夜、その店の前を通りかかりました。
人見知りなもので、最初入るのに勇気がいりましたが、そこから付き合いが始まりました。
店に通っていくうちにだんだん親しくなり、そのコックさんから、「神父さん!今自治会で夜回りやってるんだけど、参加しない?」と誘われました。
それ以来、3月4月と10月11月の毎週木曜日の午後7時から、町内を2つのチームに分かれて夜間パトロールに参加しています。

その中で、キリスト教について質問されたり、地区の歴史を教えてくれたりと、パトロールのメンバーとの会話が弾みます。
教会がある自治会は「常6」(常盤6丁目)なのですが、「仲4」(仲町4丁目)のご近所さんとの付き合いを続けています。
こうして教会のことを地域の人たちに知ってもらえたらと思っています。
ある人は「クリスマスのミサの行ってみようかな」と言ってくれます。
よく聞いてみると、お子さんがみどり幼稚園の卒園生だったりします。

些細なことですが、こうした付き合いで教会を身近に感じてくれたらと思っています。
こういう「近所付き合い」が司祭になってからの夢でした。
自治会の1日旅行や餅つき大会に誘われたり(日曜なので参加できませんが)。
教会につながる何かになれば、と願いながら歩いています。

教会報 2016年3月号 巻頭言

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