2021年11月

聖書週間を迎えて
御前(みさき)ザビエル

今年も、11月21日の「王であるキリスト」の祭日から28日の待降節第1主日まで、「聖書週間」が行われます。
目的は、聖書に親しみ、聖書をより深く理解し、聖書のことばに生かされるためです。
今年のテーマは、「家庭——試練や苦境における喜びの源」、聖書のことばは「わたしはエフライムに歩くことを教え、身をかがめて食べさせた」(ホセア11・3-4参照)となっています。
この聖書週間の間に、試練と苦境の中にこそ、いつくしみ深い天のお父さんである神が、わたしたちの方に身をかがめて、喜びをもたらすみことばを与えてくださることを体験するために、次のことをお勧めします。

*毎日、朝か夕方10分ほど、「聖書と典礼」の最後のページにあるその日のミサ朗読からみことばを読み、いただいたみことばから、自分のことばで祈りをしてみます。
*主日のミサを準備するために、あらかじめその日のみことばをゆっくりと読み味わってください。
 日曜日ごとに朗読されるみことばの内容を把握すれば、ミサへの参加が深まります。
*読んだみことばのうち、一つで十分ですから、心に響いたみことばを1節ほど書きとめます。
 書いたみことばを覚えるようにします。
 そのみことばを祈りの中で思い出して、神のことばで神に語る祈りになるよう祈ります。
*最後に、その主日の詩編をゆっくりと、祈る心で読みます。
 詩編を読めば読むほど、神に対する感覚が豊かになり、喜びが増します。

今年の聖書週間をきっかけに、以上の勧めを実行して、聖書にもっと親しむことができますように。

教会報 2021年11月号 巻頭言

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