2023年5月

ご挨拶
浦和教会主任司祭 中嶋 義晃

2023年4月10日付で、カトリック浦和教会に主任司祭として着任いたしました、さいたま教区の中嶋義晃と申します。
浦和区は、市役所や県庁などの主要官公庁が集中し、市はもとより県内行政の中心地として発展してきました。
区内には、うらわ美術館や青少年宇宙科学館などに代表される芸術・文化施設や浦和駒場体育館、市営浦和球場、浦和駒場スタジアムなどのスポーツ施設も充実しています。
また、さいたま市複合公共施設「コムナーレ」内には、中央図書館、市民活動サポートセンター、浦和コミュニティセンターなどがあり、市民活動の拠点として多くの方に利用されています。
このような地で過ごせることの幸せをかみしめております。
また、このような素晴らしい任務を与えていただき、心から感謝しております。
この場をお借りして感謝の意を申しあげます。

人生を語るほどの年齢ではありませんが、光陰矢のごとしということばを、最近本当に実感しております。
2004年の大宮教会での司祭叙階後、日光・今市・鹿沼・上三川教会で1年、上尾教会を3年、川口・朝霞教会の担当・浦和教会の協同を3年し、日本カトリック神学院の養成者として6年間派遣されました。
その後、教区に戻り大宮教会主任と本庄教会の管理者を兼任を2年し、1年間本庄教会の主任、その後前橋教会の主任として3年過ごしました。
あっという間の19年間でした。
このささやかな経験やさまざまな出会いを通して、豊かな恵みをいただくことができました。

しかし、わたしには知識や経験、能力など誇れるものなど何もありません。
ですから、聖霊の働きに頼るしかありません。
「〝霊〟も弱いわたしたちを助けてくださいます。
わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、〝霊〟自らが、ことばに表せないうめきをもって執り成してくださるからです。
人の心を見抜く方は、〝霊〟の思いが何であるかを知っておられます。
〝霊〟は、神の御心に従って、聖なる者たちのために執り成してくださるからです。
神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるようにともに働くということを、わたしたちは知っています」
(ローマの信徒への手紙8章26~28節)。
ここでの務めが神の計画でありますように・・・・・・。

また、この1年間が、浦和教会の皆さまにとって幸せな1年間になりますように心からお祈りいたします。
また、皆さまのお力添えをいただきますようお願い申しあげます。

教会報 2023年5月号 巻頭言

Script logo