教会報の巻頭言

ミサといったら
御前(みさき)ザビエル

新しい「ミサの式次第」を使い始めるのは、待降節の第1主日、11月27日からです。
変更されることばはそれほどたくさんではありませんが、この機会にあらためて、ミサについて考えたり、ミサのあずかり方を新たにすることになれば幸いです。
ミサといったらどういう表現が浮かんでくるでしょうか。

まず、ミサは「食事」です。
最後の晩餐のとき、弟子たちと一緒にイエスは、過越の食事をされました。
実際に二つの「食卓」があります。
神のことばが告げられる朗読台と感謝の祈りをささげる祭壇です。

ミサは「記念」です。
「これをわたしの記念として行いなさい」と望まれたイエスに従ってミサをささげます。
昔の、過ぎ去った出来事としてではなく、生きた記念として、わたしたちの間に生きておられる主イエスを記念して、主が来られるのを待ち望むのです。

ミサは「主のいけにえの記念」です。
主イエスは愛とゆるしをもって、御父によって、賛美のいけにえとしてささげられました。
それを信じるわたしたちは、心から感謝の祈りをささげます。

ミサは「復活されたキリストの現存」です。
わたしたちの信仰、希望、愛が強められるよう、ご聖体において生きておられる主イエス・キリストに、わたしたちは結ばれます。

ミサは「使命」です。
ミサにあずかる目的の一つは、「神は愛である」ことを告げ知らせ、あかしするためです。

ミサは「聖なる典礼」です。
生きておられる主イエス・キリストとともに、神に集められた共同体として、ミサのことば、動作、歌、沈黙をとおして、心を尽くして祈ります。

ミサは「コムニオ」です。
愛のゆえに引き裂かれたキリストによって、一致の恵みを受け、誰とでも平和のうちに生きるように努めます。

ミサは「派遣」です。
ただでいただいた恵みを、ただで惜しみなく人々に与えて生きるように遣わされます。
新しい式次第では、結びのことばとして、次のことばを唱えることができます。
「行きましょう、主の福音を告げ知らせるために」。
「神に感謝」。

教会報 2022年9月号 巻頭言

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