教会報の巻頭言

キリストの平和のうちに
御前(みさき)ザビエル

いよいよ、今月の27日、待降節第1主日を迎え、ミサの新しい式次第を使い始めます。
それは、ミサを深く理解し、味わうための良いきっかけになります。
あらためて、ミサは福音を告げ知らせていく共同体の感謝に満ちている祈りだということを強調したいと思います。
ミサの閉祭の部分を見ますと、共同体への短いお知らせの後、司式者は、会衆を祝福します。
わたしの生まれた故郷のことばだと、祝福をbénédiction と言います。
直訳すれば、「良いことを言う」となります。
神はミサに参加したわたしたちの上に祝福を送ります。
そして、助祭、いなければ司祭は手を合わせて会衆に向かって派遣のことばを力強く響かせます。
三つの形があります。
それぞれに会衆は「神に感謝」と答えます。
そして、2)と3)の( )内のことばは、状況に応じて省くことができます。

1)「感謝の祭儀を終わります。行きましょう、主の平和のうちに」。
2)(感謝の祭儀を終わります。)「行きましょう、主の福音を告げ知らせるために」。
3)(感謝の祭儀を終わります。)「平和のうちに行きましょう。日々の生活の中で主の栄光をあらわすために」。

1)は、今まで使われていることばですが、感謝の祭儀を終わるとき、復活されたキリストの平和のうちに派遣されます。
この形は、とくに復活節の間に使いたいものです。
2)は、新しいことばです。
神のことばと主イエスのおん体に養われて、わたしたちは「主の福音を告げ知らせる」者となりました。
エリザベトに救い主の到来を知らせた聖マリアにならって、わたしたちもミサ後、人々の中に出向いていき、人々の間に救いの喜びをあかしします。
3)は、ミサにあずかって、「日々の生活の中で主の栄光をあらわす」使命を、わたしたちはいただきました。
生き方をもって、愛してくださったイエスのように、出会う一人ひとりを大切にし、小さい人をいたわるために、喜んで派遣されます。

やはり、神に感謝!

教会報 2022年11月号 巻頭言

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