教会報の巻頭言

回心の道(その1)
御前(みさき)ザビエル

2月17日、灰の水曜日を迎えて、四旬節の40日間の道が始まります。
しかし現在、新型コロナウイルスによる緊急状態宣言が出ている状況です。
日本カトリック司教協議会は2020年11月1日に、「国内において感染症の感染が拡大し、行政による緊急事態宣言や営業・移動の自粛要請が出された段階で、会衆が参加するミサの中止、すべての信徒に対するミサ出席義務免除」という指示を出しています。
さいたま教区の山野内司教様も、「緊急事態宣言」が解除されるまで(現時点では3月7日まで)、主日と週日のミサを休止とされました。
典礼のために集まることができなくなりましたが、できるかぎり四旬節の道を意識して歩めるように、灰の水曜日をはじめ、四旬節の各主日について、2回にわたって、簡単な勧めのことばを提供します。

◎ 2月17日 灰の水曜日(マタイ6・1〜6、16~18。詩編51)

灰の水曜日のミサの入祭唱は、わたしたちが神のあわれみに眼差しを向けるよう呼びかけます。
「神よ、あなたはすべてのものをあわれみ、お造りになったものを一つも嫌われることはない。あなたは人の罪を見逃し、回心する人をゆるしてくださる。まことにあなたはわたしたちの神」(知恵の書11・23~24、26)。
四旬節の始まりにわたしたちは、神のあわれみに目を注ぎ、ミサに参加できなくても、詩編と福音をもって祈り続けます。
神の愛に招かれて、出会う人、一人ひとりを大切に、迷惑をかけた人をゆるします。
自由な心を強めるために、具体的な犠牲を払います。

◎ 2月21日 四旬節第1主日(マルコ1・12~15。詩編25)

日常生活を離れて荒れ野に行かれたイエスとともに、わたしたちは「人はパンによるだけではなく、神のことばによって生きている」と悟ります。
「時が満ち、神の国は近づいた。悔い改めて、福音を信じなさい」というイエスのことばを吟味します。
神の愛は、わたしたちとすべての人に近づきました。
それは、とてもよい知らせで、わたしたちの心の方向が変えられます。
過ぎゆくものにとらわれず、本質的な生き方に導かれますように。

◎ 2月28日 四旬節第2主日(マルコ9・2~10。詩編116)

「これはわたしの愛する子」と言われたイエスが、どれほど神に愛されているかを黙想します。
神に愛されたイエスのことばを聞くようにと勧められています。
アブラハムのように、神の声に聞き従うように歩みます。
聞いたことを信じ、信じていることを実行できるように祈ります。
集会祈願にあるように、「キリストのことばを聞き、キリストに従うわたしたちが、神の子どもとしての道を歩み続けることができますように。

教会報 2021年2月号 巻頭言

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