2004年4月

わたしたちは主をみた、アレルヤ。
鈴木三蛙神父

3月31日、杉戸へ戻る車の中で携帯電話が鳴りました。施設職員のMさんからです。
「いま、いいですか。試験受かりました。」嬉しそうな声でした。
1月に行われた精神保健福祉士の国家試験に合格したのです。
これまで応援してくれた人たちに報告の電話でした。

嬉しいことは伝えたくなります。

今から二千年前も、イエスの弟子たちは復活のイエスと出会い、復活のよい知らせ、罪の奴隷状態からの解放を告げるビックニュース・・福音・・を、世界中に向かって声高く告げ知らせました。

このところ方々から花の便りが届きます。
「幸手権現堂桜堤の桜が五分咲きで今週末が見頃ですよ。菜の花の絨毯に映えて見事です。是非いらっしゃってみてください。」
「浦和橋そばの民家のチューリップ畑が見頃を迎えていますよ」などなど。
先日は春日部のKさんが、教区事務所の桜をほんのちょっといただいて良いかな・・、そういってまだつぼみのある小枝を大事そうにもって帰りました。
愛妻家のKさんです。
教区事務所の桜の話とともに、奥さんへのおみやげにしたのでしょう。

さて、わたしたちは花のニュースほどに、福音を話題にしているでしょうか。
じりつ村の職員から、福音の話を聞きたいので月に一度でいいですから時間をとって下さい。
そう願われながら未だに果たせないでいます。
仕事に追われているとはいえ、司祭になった時の情熱はどこにいったのでしょうか。

弟子たちがそうであったように、復活のキリストに出会うことが出来るように念じましょう。
復活のキリストは今も私たちとともにおられるのです。
復活祭を迎えるにあたり、信仰告白を込めて、今年こそ、この喜びの知らせを伝えるチャンスを生かしたいものです。

主はまことに復活された、アレルヤ

教会報 2004年4月号 巻頭言

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