2004年6月

浦和教会の宣教
鈴木三蛙神父

6月6日は三位一体の祝日。
県南では6教会合同の堅信式が明けの星の講堂をかりて挙行されます。
当教会からは25名の方が司教様から堅信の秘跡を受けることになります。
ともに、聖霊の豊かな賜を祈り求めましょう

浦和教会ではペンテコステの日に新しい教会運営規約が奉献されました。
今月20日に説明会が予定されていますが、来春からはこの規約に沿って教会運営がなされることになります。

これまでにない一番の特徴は、7条の1・・
「すべての信徒は、自己申告によりいずれかの部に所属し、霊的活動も含めて自分に出来る役割を奉献するものとする」
という一文です。

教会の活動は世間の活動とは異なります。祈りなしではキリストのよき働き手とは云えません。
主の御心に沿うべく、聖霊の照らしを求めながら行うのです。
カトリック教会全体では修道会、とくに観想会のシスター方がこの祈りの役割を担っています。

浦和教会の活動がキリストのものである為には、この祈りの部分を担当してくださる方がぜひ必要なのです。
直接教会活動に参加できない方も、祈りにおいて、キリストの体である教会を支える一員としての役割をぜひ担ってください。 

また宣教司牧では要理奉仕の面で、信徒の皆様の協力を仰ぎたいと思っています。
教理を教えるのは司祭か修道者・・という考えを改め、信徒の一人一人が宣教に遣わされていることを思い起こし、自らの信仰の歩みを思いおこしながら、求道者に信仰を伝えていってほしいと思います。

多くの信徒の方の協力がえられれば、週日しか勉強の時間をとれない方にも、サービスが出来ます。
司祭と助祭のクラスに加え、シスターや信徒の担当する要理のクラスも誕生させることが出来、求道者は希望するクラスに入ってカトリック入門講座を学んでいただくことが出来ます。
これからの浦和教会の宣教は、浦和教会の信徒が担うようになることでしょう。

すでに聖書の勉強会においては、数年前より信徒の方々が自分たちでクラスを運営していますが、カトリック入門のクラスも信徒の方の協力を得ることになります。
これらのクラスにおいて聖霊が働き、よき実りをいただくことができるように、直接クラスを担当しない信徒の皆さんも、お祈りをもって支えてくださる様にお願いいたします。

みなさまの善いお働きの上に、主の豊かな祝福がありますように!!

教会報 2004年6月号 巻頭言

Script logo