2009年2月

みことばに生かされる、恵み多き年を
谷大二司教

信者たちは毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、
家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、
神を賛美していた(使徒言行録2・46~47)

司祭に頼りすぎないで、共同体の役割を信者の皆さんが主体的に分担することが、協働宣教司牧の基本です。
そこに、聖書を基にした分かち合いがあれば共同体はより強い信仰を持つことができるのではないでしょうか。
分かち合いは家庭の中で、あるいは家庭集会という形でもできることです。
お年寄りの集まりも必要でしょう。
教会の掃除などで集まる前後の時間を利用することもできます。
教会を越えた仲間の集まりを作ることも可能でしょう。
青年の集まりでも聖書をもっと分かち合ってください。
もちろん、それぞれの母語による分かち合いも必要です。
工夫して集まるチャンスを作ってください。
そして必要に応じて司祭や修道者を招いて一緒に聖書を分かち合ってください。

聖書を基にした分かち合いはこれまで教区としても進めてきましたが、より具体的に少人数の集まりを作って進めてください。
それによって、わたしたちの共同体はより大きな恵みが与えられ、豊かに成長し、愛、信仰、そして、真の希望をはぐくむことができるでしょう。

皆様が、みことばによって生かされる恵み多き年となるように、祝福を送ります。

2009年 新年の司教メッセージより

教会報 2009年2月号 巻頭言

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